伊藤槙紀選手 銅メダルおめでとう!


コロナ禍で、東京オリンピック・パラリンピックの開催が危ぶまれていましたが、無事に幕を閉じました。さまざまな競技を観戦しては感動の連続でした。
そんな中、パラリンピック卓球アスリートの伊藤槙紀選手が、知的障害のクラスで日本人初のメダルを獲得しました。伊藤選手は、1年前から週2回のペースで、今大会ベンチコーチを務められた小野千代コーチと多摩川ベースを利用して下さっていました。大会で銅メダルが確定したと知らせを受けた時の感動は今でも忘れられません。
小野コーチからは知的障害者への技術指導の難しさを日頃からお聞きしていたので、今回のメダル獲得はコーチにとっても非常に感慨深かったようです。
伊藤選手がメダルを持って来て見せてくれました。手にした時、そのずっしりとした重みには、何か多くの人たちの想いや願いがいっぱい詰まったもののように感じました。
伊藤選手と小野コーチは共にパリ五輪に向けて練習を再開しています。熾烈な代表争いは既に始まっているのです。